2026年11月の食品値上げは1,469品目。9月の4,965品目、10月の3,153品目に比べると大幅に減り、値上げラッシュは10月でピークを越えました。
ただし前年11月の約10倍の規模です。そして11月の主役は「飲料」。アサヒ飲料が151品目、サントリーが131品目と、ペットボトルと缶が一斉に上がります。
10月にキリンの生茶・午後の紅茶が上がったのに続く形で、500mlペットボトルの主力が軒並み「税込238円」に揃います。この記事では、11月に何が上がるのかと、10月中に動いておく価値があるものをまとめます。
2026年11月の値上げ全体像|1,469品目
帝国データバンクの集計によると、2026年11月の飲食料品の値上げは1,469品目の見通しです。
品目数:1,469品目(見通し)
前年同月比:約10倍の規模
9〜10月との比較:9月4,965品目・10月3,153品目から大幅に減少
位置づけ:帝国データバンクは「2026年の値上げラッシュは10月をピークに一旦は収束する」と分析
9〜10月の2カ月だけで8,000品目を超え、年内全体の約4割がこの2カ月に集中しました。11月はその3分の1以下です。
とはいえ飲料だけは別。毎日飲むものなので、量が出る家庭ほど差が効いてきます。そこだけ押さえれば十分です。
何が上がる?11月の主役は「飲料」
飲料|アサヒ飲料151品・サントリー131品
アサヒ飲料は「三ツ矢サイダー」「カルピスウォーター」「ワンダ」など151品目を、11月1日出荷分から約4〜16%値上げします。
サントリー食品インターナショナルは「伊右衛門」「クラフトボス」など131品目を、同じく11月1日出荷分から値上げ。ペットボトルが5〜12%、缶が9〜19%で、同社の商品の約55%が対象です。
三ツ矢サイダー(500ml):216円 → 238円
伊右衛門(600ml):税別200円 → 220円(税込216円→238円)
クラフトボス ブラック(500ml):税別240円 → 260円
カルピスウォーター(1.5L):491円 → 524円
10月に上がったキリンの生茶・午後の紅茶と同じ水準です。メーカーを乗り換えても逃げられません。
コーヒー|UCC・ネスレも値上げ
UCCは缶コーヒーを値上げし、「ブラック無糖」は145円→155円になります。ネスレ日本も「ネスカフェ エクセラ ボトルコーヒー」が対象です。
缶コーヒーは1本あたりの差が10円と小さく見えますが、毎日1本なら月300円。ペットボトル飲料と合わせると、飲み物だけで月500〜600円変わる計算になります。
菓子|明治11品・大塚製薬31品
明治はチョコレート・スナック11品を11月1日出荷分から約3〜8%値上げします。「きのこの山」「きのこの山 いちご&ショコラ」「カールチーズあじ」などが対象です。
大塚製薬は「カロリーメイト」17品と「ソイジョイ」14品の計31品を、11月2日納品分から値上げ。カロリーメイトは13.6〜16.7%、ソイジョイは16.0〜16.7%と、今回いちばん上げ幅が大きいグループです。
カロリーメイト ブロック(4本入):税別220円 → 250円
ソイジョイ(1本):税別125円 → 145円
3年9カ月ぶりの改定で、上げ幅も1割半ばと大きめ。常備している人は10月中に補充しておく価値があります。賞味期限が長いので買いだめ向きです。
メーカー別の値上げ内容まとめ
| メーカー | 品目数 | 値上げ幅 | 主な商品 |
|---|---|---|---|
| アサヒ飲料 | 151品 | 約4〜16% | 三ツ矢サイダー、カルピスウォーター、ワンダ |
| サントリー食品 | 131品 | PET5〜12%/缶9〜19% | 伊右衛門、クラフトボス(全商品の約55%) |
| 大塚製薬 | 31品 | 13.6〜16.7% | カロリーメイト、ソイジョイ |
| 明治 | 11品 | 約3〜8% | きのこの山、カールチーズあじ |
| UCC | ― | ― | ブラック無糖(145円→155円) |
| ネスレ日本 | ― | ― | ネスカフェ エクセラ ボトルコーヒー |
いずれも11月1日出荷分から(大塚製薬のみ11月2日納品分)。店頭価格への反映は商品や店舗によって前後します。
10月末までに買っておくと差が出るもの
11月は品目数が少ないぶん、狙いを絞りやすい月です。買っておく価値があるのは次の2つだけで十分です。
- カロリーメイト・ソイジョイ(上げ幅1割半ば・賞味期限が長い)
- 毎日飲むペットボトル飲料(1本20円前後・ケース買いで差が出る)
1本20円の値上がりでも、24本入り1ケースなら約480円の差。11月はこのパターンが各社で一斉に起きます。
ただし置き場所と体力の範囲で。1ケース10kg前後あるので、買いに行くより玄関まで届けてもらうほうが現実的です。
逆にお菓子は慌てなくて大丈夫です。明治の3〜8%は1個あたり10〜20円で、まとめ買いしても差は小さい。食べきれずに湿気らせるほうが損になります。
買う・買わないの判断基準
1,469品目という数字に身構える必要はありません。次の基準で絞れば十分です。
- ✅ 毎週使う定番品→買う(差額が積み上がる)
- ✅ 賞味期限が長い→買う(カロリーメイトはこれに当たります)
- ❌ 月1回未満しか使わない→慌てない
- ❌ 置き場所がない→買わない(生活の快適さが優先)
まとめ|11月は「飲料」だけ押さえれば十分
2026年11月の値上げは1,469品目。9月・10月に比べればぐっと落ち着きます。
押さえるべきは毎日飲むペットボトル飲料と、上げ幅の大きいカロリーメイト・ソイジョイの2つ。この2つ以外は、普段どおりの買い方で問題ありません。
ただし2027年も断続的な値上げが続く見通しです。「毎月少しずつ上がる」前提で、定番品だけ安いときに補充する。それがいちばん疲れないやり方だと思います。
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