2026年9月の食品値上げは4,965品目。単月では今年最多で、8月の2,311品目を大きく上回りました。数のうえでは調味料が最多でしたが、冷凍庫のストックに直結するのは冷凍食品とすりみ商品。ニッスイ・ニップン・テーブルマークなど冷凍食品メーカー大手が、9月1日から一斉に値上げしました。
10月に何が上がるのか、メーカー別の詳細は別記事にまとめました。

あわせて、10月1日は酒税改正もあります。ビールは値下げ、発泡酒・新ジャンル・チューハイは値上げです。

この記事は「9月に何が上がったか」の記録と、次の値上げに向けて動くための判断基準としてまとめ直しました。品目数は帝国データバンクの最終確定値(4,965品目)に更新済みです。10月も3,153品目の値上げが実施されました。
とはいえ、全部買いだめする必要はありません。この記事では、9月に何が上がったのかの全体像と、「買っておくもの・慌てなくていいもの」の判断基準をまとめます。
2026年9月の値上げ全体像|4,965品目(今年最多)
帝国データバンクの調査によると、2026年9月の飲食料品の値上げは4,965品目。2026年の単月では最多で、前年9月(1,467品目)の約3倍にあたります。単月で4,000品目を超えるのは2025年4月(4,225品目)以来、1年5カ月ぶりでした。背景は8月と同じで、中東情勢によるトレー・フィルムなどの資材価格高騰と原材料コスト上昇、円安による輸入コスト増です。
何が上がる?分野別の内訳
帝国データバンクの集計では、9月の値上げは分野別にこう分かれました。
| 分野 | 品目数 | 主な対象 |
|---|---|---|
| 調味料 | 1,959品目 | マヨネーズ・ドレッシング・しょうゆ・つゆ・食酢 |
| 加工食品 | 1,848品目 | 冷凍食品・チルド食品・すり身製品 |
| 酒類・飲料 | 466品目 | 炭酸飲料など清涼飲料水、焼酎など |
| 乳製品 | 278品目 | 前年同月から倍増 |
| 菓子 | 272品目 | 高水準で推移 |
数のうえでは調味料がいちばん多いのですが、この記事では冷凍庫のストックに直結する加工食品(冷凍食品・すり身)を中心に見ていきます。平均の値上げ率は月平均11%でした。
冷凍食品|ニッスイ・ニップン・テーブルマークが一斉値上げ
冷凍庫まわりで影響が大きかったのは冷凍食品。大手3社がほぼ同時に値上げに踏み切りました。冷凍うどん、冷凍パスタ、冷凍ちゃんぽん、冷凍コロッケなど、家庭の冷凍庫の定番品が対象です。
すりみ・練り製品|ちくわ・かにかま・魚肉ソーセージ
ニッスイの「活ちくわ」「おさかなのソーセージ」「かに風味かまぼこ」など、練り製品全品が5〜17%値上げ。お弁当や朝食で使う定番食材なので、家計への影響が地味に大きい分野です。
缶詰・チルド麺
- ツナ缶:約20%の値上げ
- チルド麺・うどん:6〜11%の値上げ
メーカー別の値上げ内容
ニッスイ|家庭用冷凍食品・練り製品 2〜17%
- 家庭用調理冷凍食品:2〜17%
- 家庭用農産品冷凍食品:2〜17%
- 家庭用加工食品(練り製品・パウチ):5〜17%
- 対象例:「わが家の麺自慢 ちゃんぽん」「ほしいぶんだけ かにクリームコロッケ」「活ちくわ」「おさかなのソーセージ」
ニップン|家庭用冷凍食品 7〜15%
- 対象商品は全体の約7割、出荷価格を7〜15%引き上げ
- 対象例:「オーマイプレミアム ペペロンチーノ」「ニップン いまどきごはん 具だくさんビビンバ」
テーブルマーク|冷凍うどんなど
冷凍うどんを中心に9月から値上げ。冷凍麺の定番ブランドなので、常備している家庭は影響大です。
値上げされた冷凍食品のうち、まとめ買いで差が出るもの
値上げはもう実施されていますが、まとめ買いで1個あたりの単価を下げる効果は変わりません。「毎月定期的に消費する」ものだけを目安に、3ヶ月分程度をストックするのがおすすめです。
- 冷凍うどん(週1回以上食べる家庭)
- 魚肉ソーセージ(お弁当・朝食の定番)
- ツナ缶(サラダ・パスタで多用する家庭)
- 冷凍餃子(夕食・お弁当おかずの定番)
※冷凍庫のスペースには限りがあるので、「入る分だけ」買うのが原則です。
特にわが家で常備しているのはテーブルマーク(旧加ト吉)の讃岐うどん。10袋入りでコスパよく、レンチンで解凍→そのまま釜玉うどんや冷やしうどんにできて、まとめ買いに向いています。
お弁当・朝食の定番として毎日使うのがニッスイ「おさかなソーセージ」。ちくわ・かにかまと同じ練り製品で9月に5〜17%値上げ対象なので、賞味期限内で使い切れる量をまとめ買いしています。
サラダ・パスタで毎週消費するいなば ライトツナ スーパーノンオイルは、9月に約20%値上げの見込み。10缶入りのまとめ買いパックで単価を下げています。
夕食・お弁当の定番なら味の素の冷凍ギョーザ(12個×5袋)。冷凍庫にストックしておくと、疲れて何もしたくない日の一品として本当に助かります。
まとめ買いはネット通販が有利|3つの理由
冷凍食品や缶詰の3ヶ月分ストックは、スーパーで少しずつ買うよりもネット通販のまとめ買いが圧倒的にラクです。値上げ後の今こそ、1個あたりの単価を下げる工夫が効いてきます。
- Amazon定期便で5〜15%OFF:同一配送日に2種類以上まとめると割引率が最大化
- 楽天スーパーセール:セール中にまとめ買いすれば、値上げ後でも実質の単価を抑えられる
- 送料無料ラインを自然に超える:Amazon 3,500円/楽天 3,980円の条件を気にせずクリア
重い缶詰やかさばる冷凍食品を、家まで届けてもらえるのも大きなメリットです。
セカンド冷凍庫のすすめ|値上げ前ストックの必須アイテム
「冷凍食品を3ヶ月分まとめ買い」と言っても、普通の冷蔵庫の冷凍室は容量が足りません。私も値上げラッシュを乗り切るために、セカンド冷凍庫を導入しました。
わたしが購入したのは「アイリスオーヤマ スキマックス80L」
選んだのはアイリスオーヤマの「スキマックス」80L。Amazon・楽天では同シリーズのブラック(Amazon限定)またはホワイトから選ぶ形になります。
- 幅35.6cmのスリム設計:家電の隙間や、部屋の角にも置ける
- 80Lの大容量:冷凍うどん・冷凍餃子・冷凍野菜などが3ヶ月分ストックできる
- 前開き式:ドア開けたまま中身を確認できて、探す時間が短い
- 自動霜取り機能:手動で霜取りする手間が不要
スキマックスは5サイズ展開|「もう1サイズ上」の方が結果的にお得
スキマックスは 幅スリムが64L/80L/120L/150L の4サイズ、それに 奥行スリムの66L を加えた 計5サイズ展開 です。
正直に言うと、わたしは80Lで満足していますが、今から選び直すなら120Lにしていたと思います。理由は3つ。
- まとめ買い直後の1週間:冷凍食品を3ヶ月分入れると、80Lはギリギリ。120Lなら余裕を持って収まる
- 値上げは今後も続く見込み:大きい方が長期的な節約幅も大きく、差額分の元は取りやすい
- 設置場所への圧迫感はそこまで変わらない:幅と奥行きはほぼ同じで、高さが約37cm伸びるだけ(80L:99.6cm→120L:136.5cm)
選び方の目安
- 1人暮らし・スペース優先 → 64L(幅スリム)または66L(奥行スリム)
- 2人暮らし・週末まとめ買い派 → 80L
- 2〜3人家族・値上げ対策を本気でやる → 120L(一番おすすめ)
- 3人以上家族・冷凍野菜もストックしたい → 150L
「冷凍庫は買ったあとで大きさを後悔しやすい家電」と言われるので、迷ったら ワンサイズ上 を選ぶ方が満足度は高いです。
初期投資は約4〜5万円しますが、値上げラッシュが続く限り、3ヶ月分のまとめ買いで元が取れると考えています。冷凍食品の値上げは今後も続く見通しなので、長期的には節約効果が大きい買い物です。
10月は3,153品目|実施済みです
9月で値上げラッシュが終わったわけではありませんでした。帝国データバンクの集計では、10月も3,153品目の値上げが実施されています。
品目数:3,153品目(確定)
最多分野:酒類・飲料1,399品目(酒税改正の影響)
ポイント:2カ月連続で単月3,000品目超えは2023年6〜7月以来、3年3カ月ぶり
次は11月:1,469品目まで減り、値上げラッシュは10月がピーク
2026年の年間累計は2万187品目で、2年連続の2万品目超え。9〜10月の2カ月だけで8,000品目を超え、年内全体の約4割がこの2カ月に集中しました。
つまり「9月に買い逃した」と焦る必要はありません。値上げは毎月続くので、そのつど慌てるより、週1回以上使う定番だけを決めておいて、安いときにまとめるほうが現実的です。
買う・買わないの判断基準|全部買いだめしなくていい
4,965品目という数字に焦って全部買いだめすると、逆に家計を圧迫します。以下の判断基準で「本当に買うべきもの」を絞りましょう。
- ✅ 毎週使う定番品→買う(値上げ後の差額が大きい)
- ✅ 冷凍庫スペースに余裕がある→買う
- ❌ 月に1回未満しか使わない→慌てない(差額が小さい)
- ❌ 賞味期限内に食べきれない量→買わない(結局ロスになる)
まとめ|9月の値上げは終了。次の波に向けて「定番だけ」計画買い
2026年9月の値上げは4,965品目で今年最多でした。特に冷凍食品・練り製品が中心だったので、週1回以上使う冷凍食品を3ヶ月分だけストックするのが現実的な戦略です。
「値上げラッシュ」に焦らず、冷凍庫スペースの範囲で計画的に。
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11月は1,469品目。値上げラッシュは10月で一段落します。


